ドールモデル橋本ルルが美しすぎて壊したい衝動にかられる

物騒なタイトルですがご心配なくw

7/26にラフォーレ原宿に爆誕したファッションモデル『橋本ルル』がTwitterで話題です。動く球体関節人形の妖しい魅力にハマる人が続出中。

公式のTwitterアカウントは開設から3週間で8千以上のフォロワーを集めています。美少女着ぐるみ制作サークルのぬこパン氏と、人形作家millna氏のコラボレーションによって誕生した橋本ルル。

なんとも言えない妖艶さ

女の子のカワイイを構成する要素を20個位集めてきて、鍋で煮た後にミキサーにかけて冷凍庫で冷やし固めたような、無機質でありながら隙のある表情にはなんとも言えない妖艶さがあります。

儚げで影のある表情に女性の可憐さを感じるのでしょうか。そう言えば球体関節人形で元気いっぱいな笑顔のモデルは見たことがありません。

ドールに笑顔があると飽きやすいとか、見る人の精神状態によっては不気味に感じるためだって、知り合いのドールコレクターさんが言っていたのを思い出しました。

オフィシャルtumblrには、『世界初のドール着ぐるみファッションモデル』という説明がある通り、活動のメインはファッションモデルのようです。

橋本ルルを見て真っ先に思い浮かべるのが桃知みなみですが、今回はマーケター的目線からこの新しいジャンルの方達について論じてみたいと思います。

ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

突っ込みどころ満載ではありますが、10代~20代をメインターゲット層とする女性芸能人で、都合のいいポジショニングマップを作ってみましたのでご覧ください。

市場規模で言いますと、右下が一番大きいです。次いで、左下と右上が同じくらい。一番市場規模が小さいのが左上です。市場規模が大きいほど競争が激しく、レッドオーシャンの傾向にあります。

元気なアイドルジャンルにはAKB48やももいろクローバーZなど強いプレイヤーがゴロゴロいます。並べてしまうとあまりにも桃知みなみの場違い感が際立ってしまいました。

浅羽ヒロミ
浅羽ヒロミ
このジャンルは市場規模が大きいため、さらにピラミッド構造的に分類することができるのですがきりがないのでやめておきます。

一方、左上のジャンルは市場規模は小さいものの、競合が少なく、また、強いプレイヤーもいないブルーオーシャンです。ロリィタモデルの青木美沙子の独占に近い状況でした。

橋本ルルが素晴らしいのは最初の活動の場所に原宿を選んだ点にあります。ともすれば、桃知みなみのようにイロモノ的な要素がありましたが、造形のクォリティーの高さと、ファッションジャンルを選んだことでお洒落な空気を作り出すことに成功しました。

球体関節人形と言えば、銀座にギャラリーが多くあることで有名ですが、そこを主戦場にするにはガチ勢が多く、また、年齢層も成熟しているため新しいジャンルを普及させるには適さなかったと思います。

情報発信力の強さと、新しいことへの寛容さ、そして、少女的なスタイルが受け入れられるカルチャーが昔から存在していた原宿との相性は抜群です。今後さらに影響力が大きくなることは間違いないでしょう。

浅羽ヒロミ
浅羽ヒロミ
ポジショニングマップの中央に居心地悪そうにPerfumeがいますが、ホントは渋谷系も入れて、西野カナとか、水原希子とか、桐谷美玲とかを配置しようかと思ったけど複雑になりそうなのでやめました。

橋本ルルはもっと仕草に気をつけたほうがいい

美しいお顔に胸がざわざわしている僕ですが、今後もっと活躍するために気をつけたほうがいい点を挙げていきます。

人間ぽさはもっと排除した方がいい

清楚さと無機質さこそが橋本ルルの最大の魅力だと思うのですが、最初の動画でドタバタしながら回転するのを見て知性の低さを感じました。それは橋本ルルの魅力の反対側にあるものです。

動けるからこそあえて、人形っぽい無機質さを演出した方が無力さや儚さが強調されて美しく感じるのだと思います。少女椿の世界観を少し重ねて見ているのかもしれません。

人は美しいものを汚したい、壊したいという暴力的な一面を持っています。橋本ルルの表情にSっ気がくすぐられるんですが共感できる人いるかな。心配になってきたw

間違ってもアイドルのような男に媚びたようなぶりっ子な仕草をしてはいけません。

一鬼のこ氏に縛ってもらえ

ある程度一般の世界で認知が進んだらチャレンジしてもらいたいのが緊縛師として有名な一鬼のこ氏に縛られているところを見てみたいんですよね。

一鬼のこ氏の緊縛はその芸術性の高さが評価されて、最近では週プレでキン肉マンのコスプレに扮するケンコバとザコシショウを縛るというグラビアが掲載されて話題になっていました。

橋本ルルの世界観と非常に親和性が高いと思うのですがいかがでしょうか。何か途中からマーケティング関係なくて僕の趣味全開の提案になってしまってちょっと恥ずかしい。