東急電鉄のポスター

人とぶつかる原因は相手の歩きスマホではなくてあなたが傲慢だから

東急電鉄が公開した電車内マナー向上を啓蒙する広告に対して、女性を中心に批判的な声が集っているようです。問題の広告は、電車内で化粧をする女性に、みっともないからやめましょうとたしなめる内容。

女子大生が挑発的にマナーを注意

東急電鉄のサイトで全4パターンのポスターと動画cmが見られますが、これは東急電鉄が失敗しましたね。とにかく不快でした。正論でも注意をする人と注意の仕方を間違うと反発を強めてしまいます。

10代の小娘に挑発的に注意されて誰が素直に話を聞けるのかと。お前のダンスの方がよっぽど迷惑そうだと誰もが思ったことでしょう。荷物篇みたいに自分が反省するパターンだったら反発も少なかったでしょうに。

注意をする人と言い方って大事です。

この件を受けて、日経ビジネスに掲載された『車内の化粧は誰に迷惑なのか?』という記事がはてブで話題です。筆者でコラムニストの小田島氏は、今回のようなマナー広告が増えている背景について次のように指摘している。

駅貼りのポスターや深夜のテレビCMの中にマナー広告の占める割合が増えている。理由は、日本人のマナーが低下しているからではなくて、われわれの「他人のマナーへの許容度」が低下しているからだ。

なるほど。同意です。

現在公開されている東急電鉄のマナー広告は4種類あるのですが、呆れるを通り越してその自分勝手さに怒りを感じたのが歩きスマホ篇です。

ぶつかるのを相手の原因とする身勝手さ

駅のホームでぶつかった男女。女の子は腕時計に目をやり、男の子はスマホを見ていた瞬間でした。つまり両方共よそ見をしていたわけです。お互いに謝りもせず通り過ぎようとしたところに勘違い少女による挑発ダンスが始まります。

自分の非を棚に上げて相手だけを糾弾する行為は不愉快以外のなにものでもありません。歩きスマホけしからん問題はよく聞きますが、その度に思うのが「あなたがよそ見してなかったら避けられるんじゃないの?」

広告の女の子は腕時計に目をやってよそ見していたために歩きスマホ男とぶつかりましたが、よそ見をせずに相手がコチラを認識していないことを察知したのであれば立ち止まってやり過ごしたり、避けたりすることができるはずなんです。

にも関わらずぶつかるということは、「お前なんかに避けてやらねえよ。避けるのはお前だよ。」というあなたの傲慢さ、器の小ささが原因なのです。残念でした。

2016年8月15日に放送された、TBSの『坂上忍の好きか嫌いか言う時間』という番組では、上京したての新東京人である大学生から「駅で人が当たり前のようにぶつかってくるのがイライラする」という発言がありました。

君にぶつかってしまった人達も同じように君にイライラしてたと思うよ。君が避けるべきだったんじゃないだろうか?

もちろん歩きスマホは危険です。やめるべきです。でも、問題の解決を自分の外に求めても解決しません。嫌な思いをしたくなければ自分からぶつかりに行くのはもうやめて、素直に避けましょうよ。ってディーン・フジオカが言ってましたよ。お嬢様。