ランサーズ

最近のランサーズへの意見に対して思うこと

最近ランサーズに対する意見を綴ったあるブログ記事がバズったことで、WEB界隈に居る方々にとっては色々思うところがあったかと思います。

ランサーズやってみたけど地雷クライアント案内所にしか見えない
http://kosuke.cc/column/impression-of-lancers/

わたしの本業は企業のWEB担当みたいなもので、基本的には「発注側」でお願いする立場です。ですが、数年前には「受注側」としてランサーズで3件の依頼に対してご提案し、内、一件のロゴのコンペ式の案件で選んでいただいた経験があるので両方の立場からちょっと思うことを書いていきます。

3件しか提案しなかったことから分かるように、ランサーズは圧倒的に買い手市場のサービスです。コンペ式なんて選ばれるかわからないのにロゴの案件に50件とか平気で提案がくる世界です。

たまたま最初に提案したロゴの案件は選んで頂けましたが、後の2つはショップ名とか、タイトル名とかのコピー系の案件にしてしまったのは受からなかいも知れない案件に時間をかけられないと思ったからです。

しかも、クライアントさんのリテラシーもかなり低い。

明らかにサイトのデザイン的に横長のロゴじゃ無ければ上手いこと入れられないのに縦長型のわたしのロゴが選ばれたり(笑)

一応、選ばれた後でレイアウト的に難しいから横長にしませんかとご提案し、承諾してもらい納品しました。それから一ヶ月くらい経ってから追加料金を払うので修正してほしいという依頼が来てましたが本業が忙しいことを理由に丁寧にお断りさせていただきました。

ランサー側からするとかなりくたびれる仕様になっているのは非常に分かりますね。

一方、「発注側」からの意見。フリーでやっている方達はプライドが高くて卑屈な方が多いという印象を受けます。ハッキリ言って使いづらい。

例えば、見積を見て、明らかに一日でできそうな項目に二日間と入っていたので二日間かかってしまうのはどんな内容なんですか?と聞いたところ文句があるならやりませんけど。と、こちらの立場を理解しようとしない答えが返ってくる。

こちとら上司を通さなければいけないわけです。聞かれそうなところを確認したいわけです。納得できる内容だったらそのまま説明するし、察してよということであれば単価を2倍にするとかいろいろ書き方があるわけです。

地雷クライアントを回避しよう回避しようという思いが強すぎて卑屈になっている印象を受けます。

別の案件ではこちらでしっかり要件定義して途中まで話が進んでたのにバックレるヤツとかね。こんな奴はごく一部のアホですけどね、他にもっと美味しい仕事でも見つけたか?一ヶ月連絡がつかなくてやっと連絡ついたかと思えば入院してましたですって。こいつが別の案件受けてること、わたしは知っています。

私はランサーズではロゴ製作か、ライティング以外の仕事はもう二度と発注しないでしょうね。そもそももうしばらく依頼してないです。

今回のランサーズ騒動で目立つのは「受注側」の方の意見ですが、どうも発想が買い手市場の中で主導権を握りたい、上から目線でモノ申したいだけという風に思える。
それって「地雷クリエイター」なんじゃないの?って思ってしまう。

「地雷クライアント」は確かにいるけれども相手が素人だということを理解した上で正しい関わり方があるはずなのにそれをしないのは人としてどうだろう。

今回、かなり極端な事例を出して話してしまいましたが、素晴らしいクリエイターさんは沢山いらっしゃいます。ランサーズにはぜひ「受注側」と「発注側」がギスギスしないですむような機能改善を期待したいですね。

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