Yahooのリアルタイム検索

Yahooのリアルタイム検索のヤマト運輸が嫌われすぎててかわいそう

どうも最近佐川のイメージが良いらしいんです。ちょっと前までは佐川ふざけんな。佐川じゃなくてヤマトを使ってよなんて声がちらほら聞こえてたのに。

Yahooにリアルタイム検索というサービスが有ります。対象のキーワードを含むツイートの一覧やその数の推移を見ることができるサービなのですが、それに加えて、最近かな?『感情の推移』が見られるようになりました。

ツイートの内容からポジティブかネガティブかを判定してその結果を吐き出しているんだと思いますが、運送大手3社の『感情の割合』を比べてみたところかなり面白い結果になりました。(集計期間:12/22-1/21 過去30日間)

まずは日本郵便

日本郵便

負の感情:25%
正の感情:19%

若干負の感情が多い感じですね。集計期間を24時間にすると、その感情を象徴?するキーワードも表示されるのですが、日本郵便の場合「うざい」でした。。。

続きまして佐川急便

佐川急便

負の感情:21%
正の感情:54%

圧倒的な正の感情!佐川男子がヒットして以降イメージ戦略やらサービス内容を頑張ってきたからでしょうか?感情を象徴するキーワードは「ありがとう,ありがとうございます,ありがと」すごいですね。佐川急便。

でも、ツイート一覧を見てみるとネガティブな内容が多いんだけどなぁ。おかしいなぁ。

続きましてヤマト運輸

ヤマト運輸

負の感情:71%
正の感情:8%

ヤマト運輸嫌われてますね。こんなにですか?感情を象徴するキーワードは「ひどい,きらい,いや,いやだ」どうしちゃったんだろ。

あくまでも、12/22-1/21の集計として出させていただきましたが、ヤマト運輸が心配になるくらい嫌われていてびっくりしました。

国土交通省の発表によると、平成25年度の宅配便取扱個数は、36億3,668万個だったそうです。(平成26年7月17日現在)前年度比で3.1%増です。

言わずもがなとは思いますが、インターネット通販の需要拡大が主な要因ではないでしょうか。事業者別に見てみますと、「ヤマト運輸」46.3%、「佐川急便」33.9%、「日本郵便」11.9%となっており、上位3事業者で92.1%を占めています。

ヤマト運輸への圧倒的な負の感情の割合は、取扱個数が多いヤマト運輸で無理がたたったためにサービスの質が落ちているのでしょうか?

運送業界は、活況な状況とは裏腹に深刻なドライバー不足という問題を抱えており、日本全体の産業活性化のためには運送業は無くてはならない存在ですが、需要に対しての供給が追いついておらず、経済成長の鈍化が危ぶまれています。

さて、そんな運送3社ですが、事業のカテゴリで言えばサービス業に入ります。早さや、到着時間の正確さはかなり骨の折れる要求かと思われますが、日本人は基本的にせっかちなので、時間にはとても厳しいです。人はなぜ待たされるのが嫌いなのか?

心理コンサルタントの黒木さんという方によりますと、

インセル(スタンフォード大学教授)らが、待たされるのが嫌なのは、待つ事には従属の効果があるからだといってます。例えば、待たせる人の時間は待つ人の時間より価値が高いとみなされます。また、待たせる人ってのは、待たされる人の時間を左右する権限をもった、優位な立場の人間だと思われる。

つまり、配送業者さんに対してつい厳しくなってしまうのは、地位が低い(=金を支払っている)相手の癖に、待たせやがってふざけんなよという感情が生まれてしまうために、過剰に配送業者さんに負の感情を覚えてしまっているのではないでしょうか。

日本の経済成長のためには寛容さがひとつのキーワードになるかもしれない。