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浅羽ヒロミこんにちは。浅羽ヒロミです。
浜松市では毎年5月3日~5日に浜松まつりが開催されます。3日間の人出は150万人を超える大規模なお祭りです。初子を祝う『凧揚げ合戦』の大凧をぶつけ糸を切り合う様は圧巻です。
ゴールデンウィークを利用して浜松まつりへ行ってきましたので、イベントの日程や凧場へのシャトルバスの運行情報、交通規制の時間帯について写真とともにレポートしていきます。
凧揚げ合戦は開会宣言直後が見どころ
凧揚げ合戦は中田島砂丘にある遠州灘海浜公園で行われます。アクトシティ浜松の南側から直通のシャトルバス(有料)が出ています。もしくは、浜松駅前のバスロータリー4番乗り場の中田島車庫行きの遠鉄バスで行くことができます。
シャトルバスの始発は9時で14時まで随時出発しますが始発に乗ることをおすすめします。10時の開会宣言と共に各地区の凧が一斉に飛び立つ姿がとにかく圧巻なのです。
大量の凧が一斉に飛び立つ様子を見ることができるのは開会宣言の直後のみです。カメラマン的に言えば大量の凧と人を同じレベルでファインダーに入れることができる最初で最後のチャンスなので見逃せません。
さて、バスを降りたら人の流れに沿って会場である凧場へ行きます。松林の中を10分ほど歩いた先にあります。
すぐ南側には中田島砂丘と遠州灘が広がる凧場には、遠州の空っ風が吹き荒れ、大凧を天高くに押し上げます。当然、砂塵もものすごいです。サングラスを持参することをおすすめします。
初子の誕生を祝う凧揚げ合戦なわけですが、凧は初子を出す家庭が用意をします。大きさは2帖から大きいものでは10帖のものがあり、6帖の大きさで約20万円するそうです。そんな凧を落し合うわけですから何とも豪快なお祭りです。
合戦と言うだけあって戦いです。突撃ラッパの勇ましい音に合わせて大の大人が数十人がかりでオイショ、ヤイショの掛け声と共に大凧をぶつけ糸を切り合います。興奮した男同士がケンカになってしまうシーンも結構ありました。
巨大な凧を落し合う危険なお祭りです。一歩間違えば怪我につながるので気を張ってしまうのは分からなくはないですが、あくまでも主役は子供たちですから理性を保っていただきたいところです。
凧が頻繁に落ちてくるので撮影に夢中になってると本当に危ないです。撮影する方は周り見ながら安全確認だけは気をつけてください。
ちなみに、糸切り合戦が行われるのは会場の西側の方です。このゾーンはとにかく人間がぎゅうぎゅうパンパンにひしめき合っているような危険地帯です。この必死の形相からも分かるかと思います。
初子を出す家庭はとにかく大変です。当日は朝から凧場で凧を揚げ、夕方には凧を揚げてくれた所属する町内の若い衆を自宅へ招き、ねぎらいのためにご馳走やらお酒やらを振る舞います。町の規模にもよりますが100名以上がやってきて宴会をするわけです。
凧も含めた費用の総額は50万~100円だとか。僕の高校の友人もお祝いをしてもらったなんて話をしていましたね。自分の子供にはやらなかったみたいですけど。
凧揚げ合戦は16時まで行われますが、浜松駅行のシャトルバスは14時で終わってしまうのでその前に出ると楽です。かなりの人数が並びますが大型バスでピストン輸送してくれるので長時間待つようなことはないです。
御殿屋台引き回しは17時スタートの練りから見て
浜松駅前に戻ってきました。市の中心部でも様々な催し物が開催中です。遠鉄百貨店目の前のソラモでは、屋台の展示が行われています。また、静岡新聞が号外サービスを行っていて、自分の写真を入れたオリジナルの号外を無料で作ってもらえます。
また、凧揚げ合戦参加の町全ての凧の絵柄がプリントされた号外を配っているので忘れずにもらいましょう。デザインとしてカワイイしズラッと並べられると壮観です。浮世絵風のイラストも好き。
市中心部では、18時30分から御殿屋台引き回しが行われますが、その前に練り歩きが17時から行われるので要チェックです。それまではザザシティ中央広場で大道芸を見て楽しむもよし、うな重食べてゆっくりするも良しです。
16時40分~21時は駅周辺道路は車両の通行規制が行われます。人の横断も制限されますので横着せずに決まったところから渡るようにしましょう。ザザシティと有楽街を挟む通りも通れなくなります。
17時になりますと、みずほ銀行とヤマハミュージックの交差点をグルグル回るように練り歩きが始まります。
町旗を掲げてつばぜり合いをするように打ち付け合う周りを参加者が練り歩き、何週かした後に東に抜け、広小路を道なりに進み東海道を通ってグルっと回って戻ってきます。
そうこうしているうちに日もくれて、屋台に明かりが灯ります。見物客もご覧の通りごった返したような状況です。人混みの中、できるだけ良い撮影ポイントを探しましたが、今回はザザシティ前がベストのような気がしました。
というような感じで浜松まつりのレポートをお送りしてまいりました。一日中歩き通しで足が大変でした。ちなみに、駅周辺のビジネスホテルはほぼ100%満室です。予約なしには絶対に泊まれないと思って間違いないです。僕の場合は予約せずに来てしまって5件ほど電話したところで諦めました。