こんにちは。浅羽です。
時間が空いたため、5年分の送受信で挙動が重たくなっていたThunderbirdのメールを整理していたところ、以前配信したメールマガジンに見慣れないアラートが付いていてびっくりしました。
それがこれです。
このメッセージは詐欺メールの可能性があります。
そんな事ないですからっ!!!誠実な通販サイトの運営をしていますからっ!!!こんなアラートがお客様のメーラーにも出ているとしたら一大事です。原因を調べてみました。
Thunderbirdのバージョンは『38.4.0』。対象のメールは2012年ごろのものです。以前はこんなアラートは出なかったはずです。最近のメールではこのアラートは見ません。
ここから2つのことが分かりました。
Thunderbirdのバージョンアップによって追加されたアラートであるため、当時のお客様がこのアラートを見ることは無かった。←安心した。
当時は行っていて、現在は行っていない方法の中に、『詐欺メールの可能性』と疑われる方法があった。←これも安心。
で、何だろう何だろうと、メールを見ていて分かった原因がこれでした。当時はメルマガの効果測定のため、リンクに長ったらしいパラメーターが入ってしまう方法をとっていました。
規則性のない、長ったらしい英数字の羅列のリンクはクリックされにくいだろうという判断をし、HTMLメールで記述をする際に、アンカーのテキストをプレーンな商品ページへのリンクにし、リンク先はパラメーター入りにしました。
例
アンカーテキスト:http://example.jp
リンク先:http://exampleple.jp/jEM9ErFHv6NmFgnBeEPRUgZ
これが、『詐欺メールの可能性』と疑われる原因です。現在はこの方法での効果測定を行っていないのでアラートを見ないのと、アンカーテキストが商品名などの『文字』の場合もアラートは出ません。
なるほど。確かにフィッシング詐欺なんかが、信頼性のあるサイトのURLをアンカーテキストにして、自分のサイトに誘導するなんていうのはよく聞く話です。
私はブラウザでも、メーラーでも、必ず行っていることがあるのですが、『リンク』はクリックする前にマウスオーバーしてリンク先が信用性のあるサイトかどうかを確かめるようにしています。
Thunderbirdの場合だと、表示>ツールバー>ステータスバー にチェックを入れておくと、一番下にツールバーが表示されます。で、リンクにマウスオーバーするとリンク先がそこに表示されます。
これをやるだけで大分詐欺リンクを踏んでしまう可能性を減らせるので面倒でも確認するようにしたら良いと思います。マジで。