フラッグハンドオーバーセレモニー

世界を沸かせた日本のフラッグハンドオーバーセレモニー!歴代のショーを比べた

リオオリンピック閉会式でのフラッグハンドオーバーセレモニー見ました?超絶かっこ良かったですよね!見逃した方はHNKの公式YouTubeにアップされているのでとりあえずご覧ください。

東京の名所、各種スポーツ選手、そして、ドラえもん、キャプテン翼、ハローキティなど、海外でも人気のキャラクターが目まぐるしく登場。マリオのコスプレをした安倍首相が映像とリンクして土管から登場すると会場は大歓声に包まれました。

フラッグハンドオーバーセレモニーとは、オリンピックの次回開催地にオリンピック旗・パラリンピック旗をを引き継ぐためのセレモニーです。リオデジャネイロ市のEDUARDO PAES市長から、小池百合子東京都知事へ、オリンピック旗が引き継がれ、4年間、東京都が保管をします。

日本を紹介するプレゼンテーション映像とショーは、椎名林檎がスーパーバイザーと音楽監督を、総合演出と振付はMIKIKOが務めた。君が代の演奏から只ならぬ雰囲気が醸しだされます。無機質で神秘的というか、Twiterでは映画のAKIRAっぽいなんて言う声もありました。

映像がとにかくかっこ良くて、特に、1964年開催の東京五輪のポスターをオマージュした演出には感動で震えました。選手が勢揃いで迫ってくるシーンはヒーロー大集合的で圧倒されます。

CIS:E.341-2006

海外からの評価もかなり高いようで、4年後の2020年東京五輪の認知促進は大成功ではないでしょうか。さて、気になったのが、歴代のフラッグハンドオーバーセレモニー。

今までちゃんと閉会式を見たことがなかったので改めて振り返ってみました。

2012年:ロンドン五輪→リオ五輪


https://youtu.be/iY6-TEOUwBQ

東京のような映像無は無く、直ぐにショーが始まります。ブラジルらしくサンバを全面に押し出してきますが羽根ではなく、電飾の飾りを身につけるところが新しいです。なんだこれ!

2008年:北京五輪→ロンドン五輪

ロンドンといえば2階建てのバスが有名ですが、映像、ショー共にバスを中心とした演出です。ショーはミュージカル的な感じ。

2004年:アテネ五輪→北京五輪

これぞ中国といった感じの重厚な音楽とともに笑顔の人々が手を振る映像から女子十二楽坊の演奏が始まります。超懐かしいw足長っ!!

2000年:シドニー五輪→アテネ五輪

シドニー五輪→アテネ五輪
https://youtu.be/ycpijYPuO0I?t=45m

動画は45分位から。オリンピック発祥の地であるアテネでの開催のためか他のフラッグハンドオーバーセレモニーとはどうも様子が違います。

1996年:アトランタ五輪→シドニー五輪

アトランタ五輪→シドニー五輪
https://youtu.be/H7eJ93AhTZU?t=1h14m1s

動画は1時間14分位から。シドニー、オーストラリアと言えば先住民族アボリジニなわけですが、ショーの中にもきっちり入れてきました。

1994年:リレハンメル五輪→長野五輪

日本の能を全面に押し出した演出で世界には神秘的に映ったかもしれませんが、2016年を生きる僕が今見ると正直退屈で全然ワクワクしませんでした。世界の人も同じ感想だったんじゃないかな?

国も宗教も文化も超えて感動を共有するにはもっとわかりやすい何かが必要だったような気がします。ちょっと地味過ぎましたかね。

1992年:バルセロナ五輪→アトランタ五輪

バルセロナ五輪→アトランタ五輪
https://youtu.be/o_FENIKndEQ?t=52m

動画は52分位から。ショービジネスの都アメリカといえども四半世紀も前になると時代を感じてしまいます。そして、あれ?言っちゃって良いんだろうか?つまんなかった。。。

と、まぁ、歴代のフラッグハンドオーバーセレモニーを振り返ってみました。贔屓目(ひいきめ)無しに見ても、技術の進歩を差し引いたとしても、今回の日本のショーのクオリティの高さが目立ちました。

各国ともその国の特色を出そう出そうとした結果、歴史に頼り過ぎて演出がクラシカルな方向に向いてしまってる感じがします。知らない国への神秘性的な興味は引きますが、それだけで、新しい感じはしませんでした。