電子ペーパー

B1サイズ位の大きい電子ペーパーが欲しい

浅羽ヒロミ
浅羽ヒロミ
こんにちは。浅羽ヒロミです。

ず~っと欲しいなと思っているものがありまして、家の中で写真とか、スケジュールとか、メモを表示しておくためのB1サイズ(728mm×1030mm)程度のディスプレイなんですけど。

当然条件がありまして、薄くて軽くて、消費電力が低くて、視認性が高くて、眩しすぎなくて、安い(2万円くらい)という2016年6月現在、周りを見回してもどこにもないようなディスプレイです。

B1サイズというのがどれくらいの大きさかといいますと、テレビで言うと47V型~58V型といった感じでしょうか。Amazonを見てみますと9万円~で買うことが出来ます。

そう。高いんですよ。当たり前だという声が聞こえてきそうですが、僕みたいに静止画を表示させておく目的で選ぼうとすると印刷するのが1番現実的で条件を満たす方法になります。

安めの印刷屋さんにお願いしたらB1サイズなんて一枚2,000円位でプリントしてもらえますからね。でも好きなときに好きなだけ画像を切り替えたいじゃないですか。

今話題のE-INK社製の電子ペーパー

そんな中、幕張メッセで開催中のデジタルサイネージジャパン2016に行ってきました。その名の通りディスプレイメーカーや商社が多数出展する展示会です。

営業さんに声をかけられて足を止めると、今話題のE-INK社製の電子ペーパーディスプレイがずらり。31.2inchのモノクロディスプレイは現状の最大サイズ。眩しくないし視認性抜群でした。

しかも、表示の書き換え時以外は電力を消費しないというのだから驚きです。企業向けのデジタルサイネージとして出展しているので電気代がかからないというのは大きなメリットです。

31.2inchのカラーパネルも展示されていましたが、色の再現性はまだまだといった印象。全体的にくすんだような色合いでした。

営業さんに値段を聞いてみると今のところ1インチ1万円が相場とのこと。31.2inchでだいたい30万円です。高えな。おい。

E-INK社の電子ペーパーといえばAmazonのKindleにも採用されていて、6インチ程度のモノが1万円台から売られています。2010年にはKindleシリーズの累計販売台数ついに1000万台突破かなんていう報道もありました。

もっと普及して技術革新が進めば大型サイズの電子ペーパーの金額も下がるのでしょうがもうちょっと先ですかね。最近、電子ペーパーを使った製品の話題が続いているので嬉しい傾向です。

デジタル楽譜GVIDO

デジタル楽譜GVIDO

つい先日発表されたのがデジタル楽譜のGVIDO。minikuraで一般にも名前が知られるようになった寺田倉庫の新事業です。うまいところを突きましたね。

大きさはA4サイズ二枚分。13.3インチ。付属のペンで楽譜内へ書き込みも可能。タッチでページを送れるというのも大きなメリットです。早いテンポの曲の時に楽譜送りに失敗するというシーンはよく見かけます。

楽譜ならばカラーである必要が無いので現在の技術で十分役割りを果たしてくれますし、デジタルならではのメリットとして、大量の楽譜を持ち歩くことも可能です。値段次第では売れそうな予感です。

PCモニター「Paperlike」

PCモニター「Paperlike」

現在クラウドファンディングで出資を募っているのが13.3インチの電子ペーパー製PCモニター「Paperlike」です。早割枠は$699。約7万ですか?すでに売切です。

FEATURED枠が$799なので約8万円での販売です。まだだいぶ高いですね。それでも$8万も出資を集める人気ぶり。長時間PCとにらめっこする人にとっては目に優しいというのは切実な問題です。

デザイナーでもなければ、モノクロ画面でも業務上それほどデメリットを感じない様な気がします。出資の締め切りは2016年6月末ごろ。

E-INK社がフルカラーの電子ペーパーを開発

フルカラーの電子ペーパー

E-INK社はすでにフルカラーの電子ペーパーを開発しています。解像度は150ppi(1600×2500px)の20インチディスプレイを製造します。

展示会で見たカラーパネルはカラーフィルタに頼った擬似的なものでしたが、こっちは正真正銘のフルカラーを実現しています。あとはいかにコスト下げて大きくできるかという勝負。頑張って欲しい。切実に。

どうしたら安くて大きい電子ペーパーが普及するか?

日本では電子書籍の市場ってまだまだなんです。以前、宣伝会議の編集・ライター養成講座特別体験に参加した際に、大学ジャーナリストの石渡氏が解説をしてくれました。

日本の電子書籍の売上は2011年で600億円くらい。しかも大半はポルノ漫画、ないしはポルノ小説です。2013年に約1000億円になりました。

同年の書籍と雑誌の売上は合わせて1.7兆円。そのうち書籍が8000億なので紙と電子の割合が8対1まできました。ちなみにアメリカの場合、電子書籍と書籍の割合が大体、1対3と言われています。

上記のデータはあらゆる端末の合算値です。スマホもタブレットもPCも全部です。ポルノ強しといった感じですが、やはり電子ペーパーの更なる普及にはその辺りが鍵になるような気がしています。

電子ペーパーもフルカラー対応になることで、ポルノ需要を抱き込むことが出来れば一気に普及することになるでしょう。

ポスターサイズの電子写真集

ポスター

次に大型化ですが、これはポスターサイズの電子写真集が出てくると面白いことになると思うんです。今も昔も変わらないのが好きなアイドルのポスターを部屋に貼ってしまうという文化ね。

これ絶対みんな通っているはずなんですよ。手にとって見るものではなく、部屋の壁に貼って離れて見るため、ある程度の大きさが求められます。

リモコン付きで離れたところからページ送りまでできたら最高です。最近アイドル写真集で好調なヤンジャン編集部さんとかいかがでしょうか?

E-INKさん!B1サイズのフルカラー電子ペーパー待ってます!2万円だったら即買です!3万でもギリギリ買います!よろしくどおぞ!