階段登るのツラい

階段登るのツラい!原因はかかとが宙を浮いてるから

僕は身長が180cmほどありまして、足の大きさも27cmあるのでわりと大きな人の部類に入るかと思います。学生時代には陸上をやってましたし、未だに脚は筋肉質な方です。

ですが、階段を登るのが何かツライんです。駆け上がるでもなく、一段飛ばしするでもなく、一段一段普通に登る時です。自分では力強く踏ん張っているし、脚の上げ下げも早く動かしているつもりなんですが、スムーズに登れている感じがしないんです。

駆け上がったり、一段飛ばしで登ればスイスイ登れる感じがするのですが不思議です。時に、自分よりも背の低い男性や女性に普通の登り方で抜かれることがあり、すげぇ脚力だなと目を丸くしていました。

でも、そんな人にも平坦な道では僕のほうが早く歩けるのでず~~~っと不思議に感じていたのですが、最近、階段登るのがツラい原因がやっと分かったので解説したいと思います。

原因はかかとが宙を浮いてるから

あし

いきなり答えですが、階段登るのがツラいのは『かかと』を地面につけずにつま先だけで登っていたからです。実は、かかとで地面を蹴るか、つま先で地面を蹴るかで、使われる脚の筋肉が違います。

つま先で地面を蹴ると、太ももの前の筋肉である、大腿四頭筋(だいたいよんとうきん)に力が入ります。かかとで地面を蹴ると、太ももの後ろからお尻にかけての筋肉である、大腿二頭筋(だいたいにとうきん)と、大臀筋(だいでんきん)に力が入ります。

浅羽ヒロミ
浅羽ヒロミ
大腿二頭筋はハムストリングとも言います。

太ももの前と後ろの筋肉では歩く上での役割が間逆です。後ろの筋肉は前に進むためのアクセルの働きをします。逆に、前の筋肉はブレーキをかける働きをします。

階段を登る際に、つま先だけで登ろうとすると、ブレーキをかけながら登っているようなものなので、スムーズに登れている感じがしないのです。

一段飛ばしで登るときに早く登れている感じがするのは、物理的に一度に登る距離が倍になっていることと、しっかり踏み込もうとしてかかとを地面につけていたからでした。

階段のステップって結構せまかったりするので、足が大きいとつま先だけで登りがちなんですが、この仕組に気づいてから、なるべくかかとをつけるようにしたらびっくりするくらい登るのが楽になりました。

正しい歩き方

太ももの前が太い人は、普段、歩いている時につま先で地面を蹴りながら歩いている可能性があります。それは前に進むためには非常に非効率ですし、日常的な動作のため、余分な筋肉がついてしまいます。

正しく歩くためには、膝はあまり曲げずに、まっすぐ上げて、振り下ろし、身体の重心が内側になるようにかかとで着地をするとともに地面を蹴って、つま先から力を抜くイメージで歩くと効率的に歩けますし、何より綺麗に歩けます。

ぜひお試しください!