フルーツジュース

フルーツジュースを飲み過ぎると糖尿病リスクがあがるよ

こんにちは。浅羽ヒロミです。

わたくし、100%のフルーツジュースが好きで毎日飲んでいるのですが、ちょっと控えようかなと思ってしまう研究結果を見つけてしまいました。

新鮮な生のフルーツを食べるほど2型糖尿病のリスクが下がり、フルーツジュースではたくさん飲むほどリスクが高まるとする研究結果が英医学誌で発表された。
出典:AFPBB News

ジュースは摂取頻度が高いほど糖尿病リスクが高くなる

論文によると、果物の摂取頻度が高いほど糖尿病リスクは低くなり、逆にジュースは摂取頻度が高いほど糖尿病リスクが高くなるという結果だったそうです。フルーツジュース好きとしてはちょっとショックです。

糖尿病は血糖値が高くなる病気

糖尿病は身体の中で唯一血糖値を下げてくれる『インスリン』というホルモンが不足したり、うまく作用しないで、血液中のブドウ糖がうまく消費されななくなる状態になる病気です。糖尿病の治療では、とにかく血糖値を上げないことが重要になります。

ジュースは胃から腸への通過時間が短く、糖分吸収が早い

では、同じように果糖が入っているくだものそのものでは糖尿病のリスクは減って、なぜフルーツジュースではリスクが高まってしまったのか?

論文の中で著者らは、液体のジュースは、固形のくだものより、胃から腸への通過時間が短く、糖分の吸収が速いので、血糖の上昇作用が強いことが影響していると考察しています。

固形のくだものには食物繊維が豊富に含まれており、これが、果糖の吸収を緩やかにしてくれていたのです。ジュースは果糖の吸収が良すぎてしまうようです。

今話題のグリーンスムージーも飲み過ぎは禁物です。消化しなくていいやと判断した胃と腸が栄養素を吸収をする前にそのまま排出してしまうからです。

くだもの離れ

昨今、くだもの離れが加速しています。背景には、まるまる一個では量が多くて食べきれないことや、価格の高騰問題があります。一方で増えているのが、カットフルーツへの需要や、ジュースやサプリメントで栄養を補う人々です。

野菜や果物の通販をやっている身としては非常に耳が痛い問題です。私のところでは旬の物を一番美味しいタイミングで召し上がっていただくために、産地直送という手段をとっています。

専門農家さんにお願いしているため、複数の品種を少量ずつセレクトしたような商品の提供が難しいというのが状況です。送料の問題もありますし。

本当は仕入れてバラして売るという八百屋さんにならないといけないんでしょうけど。時代のニーズを真摯に受け止め、これは今後の課題にしたいと思います。

さてさて、偉い学者さんの研究成果をご紹介してきましたが、私、もっと効果的で分かりやすい糖尿病になりにくい方法知ってます。それは、

栄養バランスの取れた食事を適切な量を規則正しく摂取して、適度な運動をしてストレスを溜めないことです。これだ。ちょっと学会行ってきます。