黒てつ家の黒豚しょうが焼き丼

黒てつ家の黒豚しょうが焼き丼は炭火の香ばしさが抜群

黒てつ家の黒豚しょうが焼き丼

小雨が降るお昼時。傘を持たずに出てしまったのと寒さで近場でランチを済ませようと白羽の矢が立ったのが『黒てつ家』。以前は青木屋という喫茶店があったところに最近出来た鹿児島系の居酒屋。

神田の昭和通り沿いにある本店の二号店とのことだ。新しいお店はチェックしたくなるのが人情。ただしランチは安いところに限る!サラリーマンだもの。

そう。以前、お店の前を通った時にランチメニューが写真とともに紹介されていて美味しそうだなと思ったのだけれど値段がどれも800円前後。気軽には入れないのである。

が、今日の様に気が緩んでしまうこともある。このような条件下では否が応でも期待が高まってしまうからいけない。気持ちを落ち着かせてお店に。

店内に入ると元気に挨拶をされてカウンター席に案内される。席数は少ないが、繁盛店の賑わいを感じる。メニューを見て、カレーと悩んだ末に黒豚しょうが焼き丼を注文。

さて、注文を待つ間は心休まるマンガ読書タイムなのだがこの日はちょっと違った。店員さんがフレンドリーに話しかけてきた。初めての方ですか?ここ、夜は鹿児島料理の居酒屋もやってるんですよ。馬刺しも絶品で良かったら来てくださいね。

・・・はい。

しばらくして、ふと見上げたところにずらっと並んでいた焼酎の銘柄の短冊。フレンドリーな店員さんが焼酎お好きなんですか?これは・・・

焼酎苦手なんです。ビールしか飲まなくて・・・

違うんだ。感じ悪くしたいわけじゃないんだ。マンガを読みたいだけなの。あと、夜の営業に来てもらいたいっていうのが見え過ぎて困った。ごめん。

黒豚しょうが焼き丼到着

黒てつ家の黒豚しょうが焼き

程よい大きさの黒毛豚バラ肉が四枚。厚みは3~4mm程だろうか。生姜の風味がしっかり香る特性のタレは甘辛で濃い味付け。オイリーなバラ肉にはこれくらいの味付けがちょうどいい。

キャベツとかいわれ大根がいい箸休めになっている。ごはんは水分多め。もう少し硬めのほうが脂っぽさを和らげてくれるような気がする。あと、ちょっと量が多い。

このごはんの量だと生姜焼きが少ない。いや、ごはんが少なかったとしても4枚はちょっと物足りなさを感じる私はまだ若いかもしれない。

総評

生姜感: ★★★★☆
肉の厚み: ★★★☆☆
ジューシー感:★★★☆☆
費用対満足度:★★☆☆☆

全体的にはいいお肉を使った美味しい生姜焼きという感想である。オイリーさも決して嫌な感じはしない。ただ、850円という値段が全てを辛口評価にさせている。

そう。サラリーマンにとってランチで850円はそういう金額なのである。