めいなCo.ってWikipediaのページ無いのね

今回も学生時代に書いた授業のレポートが出てきたのでちょっとリライトして載せてみます。映画音楽に関する授業を受けていました。圧倒的に知識が足りないので音楽について語れていないんですけどね。小学生並みの感想で泣ける。

めいなCo.は熊谷陽子と浦山秀彦による音楽創作ユニットです。めいなCo.のCo.はコーポレーションの略。林海象や、行定勲など、数多くの映画で音楽監督を務めます。

また、それぞれがバンド活動をしたり、楽曲提供やアーティストのプローデュースなどを手がけ、仕事は多岐にわたります。今回、改めてめいなCo.について調べていて不思議だったんですが、

めいなCo.の情報がWEB上に全然無いんですよ。オフィシャルサイトはありますが、Wikipediaにページがありませんし、インタビュー記事も見つかりませんでした。

個人ブログでめいなCo.について語る人もほとんど見かけませんでした。もちろん有名な芸能人ではありませんし、裏方の一人とするならば情報が少なくても不思議ではないです。

でも、それにしても大きな仕事に数多く関わり、自身もアーティストとして活動をしている人の情報がここまで少ないのはやっぱり不思議なんですよ。僕個人はめいなCo.有名だと思っていたので。みんな知らないんですかね?

あ。それではレポートをどうぞ。

1.GO

2001年
監督:行定勲 脚本:宮藤官九郎                 
出演:窪塚洋介 柴咲コウ 山崎努 大竹しのぶ 山本太郎 他

在日韓国人の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。未だ将来の夢も進路も決まらず、元ボクサーの父に仕込まれたボクシングの腕前を武器に喧嘩ばかりしている日々を送っていた。ある日杉原はヤクザの息子の同級生・加藤のバースディパーティで声をかけてきた少女、桜井と突然の恋に落ち今まで経験したことのない時間を共有する。だが、民族学校開校以来の親友、正一が駅で少年に刺される事件が起きた・・・
引用:allcinema.net

杉原が地下鉄を走りぬける度胸試しのシーン。映画のオープニングを飾る重要なシーンですが、ロック調のBGMによってその緊張感や疾走感が強調され勢いがつきました。

魅力的でアクの強いキャラクターが多く、コミカルなシーンがちょこちょこ出てくるが、そういったシーンではふわふわしたゆるい音楽が流れます。笑っていいシーンですよと言わんばかりです。

行定監督の映画は淡々とした日常を描く作品が多く、音楽で過度にドラマチックにしない印象を受けていましたが、この映画ではわかりやすくするためにこれまでの作品よりも音楽を積極的に使うシーンが多いように思いました。

エンドロールで流れるThe kaleidoscopeが歌う主題歌「幸せのありか」が前向きに生きていこうとする杉原に合っていて後味がよい。

2.ロックンロールミシン

2002年
監督:行定勲 脚本:佐藤信介
出演:池内博之 りょう 加瀬 亮 水橋研二 他

会社員・賢司は、仕事も恋愛もなんだか上手くいってない。そんな時だ、高校の同級生凌一と出会ったのは。凌一は、仲間と一緒に自分たちのデザイナーズ・ブランドを立ち上げようとしていた。賢司は、そんな凌一たちの自由さが羨ましい。ひょんなことから上司を殴って会社を辞めた賢司は、凌一のブランド“ストロボラッシュ”の立ち上げを手伝うようになる。最初はボタンすら上手く縫いつけることが出来なかった賢司。アパートの一室で、彼らのミシンがまるでロックンロールを奏でるように響いている。悩ましくも奔放な日々。ぼくらは、こんな奇跡のような日々を、どこまで、続けていけるのだろう?
引用:honto.jp

こちらも行定監督による青春映画。音楽が使われているシーンはホント少ないです。賢司が凌一のアパートへ向かうシーンにふわふわした音楽が流れていた程度だったと思う。その分、行定作品独特の空気感が出ていたと思う。

3.私立探偵濱マイク「罠」

1995年
監督:林 海象 脚本:林海象・天願大介
出演:永瀬正敏 佐野史郎 杉本哲太 山口智子 他

神奈川県内で起こる連続美女殺人事件。被害者は皆、死化粧を施され、着せ替え人形のように花柄のワンピースを着せられていた。この恐るべき犯罪の背後に漂う妖しいスズランの香り。殺人に隠された秘密とは。やがて魔の手は浜マイクの恋人・百合子にもおよぶ。彼女を愛するがゆえ、巧妙に仕掛けられた「罠」にはまっていくマイクの運命は…
引用:amazon.co.jp

私立探偵濱マイクシリーズの第三弾。探偵モノといえばハードボイルド。ハードボイルド。と言えばジャズ。これ基本です。(知らんけど。)シリーズ作品ですが、一貫して使われるメインテーマは、その後にテレビドラマ化される際にも使われた。

これは非常に便利な装置で、マイクがいて、このテーマが流れたら、監督が違おうが、登場人物が違っても、私立探偵濱マイクという作品として成立するの雰囲気を保てていると思う。