りんごの皮をくるくると剥いていくと、∞(無限大)に似たような形の皮になりますが、数学科出身のソフトウェアエンジニアの落合氏(@taro_x)が、そんなりんごの皮むきのような形の展開図から、地球儀を作り出す様子がYouTubeにアップされていたのでご紹介します。
地球儀といえば、舟型多円錐図法と呼ばれる、船底型(もしくは紡錘形)の地図を貼りあわせて作る方法が有名ですが、今回の方法はかなりユニークな方法と言えます。
舟型多円錐図法っていうのはこんなヤツです。
出典:http://beaglegraph.com/app/
市販の地球ですと熟練の職人さんがひとつのシワも無いように綺麗にこのバナナの皮みたいな、船底型の地図を貼りあわせていくのですが、今回のリンゴ型は展開図がこんな感じになります。
この展開図を
こんな風に出っ張りを噛みあわせて組んでいくと
地球儀ができてしまいました。スゲー!!動画は編集で早送りされていますが、3分半ぐらいで組み立てられるとのことです。
つい先日、日本テレビで放送された映画サマーウォーズの主人公、小磯健二くんも数学が得意という設定で、世界を救ってしまうような活躍を見せてくれましたが、この展開図の制作にあたっての計算もだいぶ大変だったんじゃないでしょうか。
落合氏も自身のブログで「結構計算は大変なんですよ!」というコメントをしています。出っ張りを用意することで、のりを使わずに作れるというところがまた凄いところですね。